大江まちづくり協議会

- 大江まちづくり協議会

　大江地区は井原市の西南に位置し、福山市に隣接する地域で兼業農家と会社員の多いベッドタウンです。大江地区の住民が自ら郷土の将来像を考え、その実現に向けて行動するとともに協働のまちづくりを推進することを目的に協議会を設立しました。

　実施した住民アンケート調査では、地域の特産品を開発から販売へとつなげる六次産業化で働く場所をつくり、子どもたちが大江に住みたいと思えるまちづくり、住民同士の助け合いによりいつまでも高齢者がいきいきと暮らしていけるまちづくりが優先課題として挙がりました。

　一部の人たちだけが関わるのではなく、地域住民一人ひとりが地域に誇りと愛着を持ち、ともに協力し合いながら地域づくりに参加し、住民一丸となってより良い大江地区を築くための取組みを行っています。

- まちづくり協議会とは

　地域はこれまで、住民同士のつながりや助け合いにより支え合われてきましたが、現在では住民の減少や住民同士のつながりが希薄になるなど、地域力の低下も指摘されるようになりました。人口の減少や少子高齢社会が進展する中、これまでのような一律の行政サービスの水準では地域をより良くしていくどころか「暮らしの質を維持していく」ということさえも危ぶまれる時代になってきました。

　私たちは今後、より厳しい状況が進んでいくという危機意識を持ち、地域のあり方を見直していかなければなりません。そのために、地域住民が集い、自らの地域のことについて考え、話し合いながら、地域の各種団体の横の連携を強めることなどにより、住民の皆さんの知恵と力を結集して継続的に「暮らしの質を維持していく地域づくり」を行っていくことができる、中心的な組織が必要です。

　そのための「地区まちづくり協議会」は、地域内の各種団体を統括するプラットホームのような位置付けであり、地域住民をつなげていく大切な組織です。